2019/02/05 03:46



「流れ星を見たことないの。」

 お願い事は持っているよ。
星もなんだか見えにくいの。 
悪いことは何もしてないよ。

みんなが月の下で眠る夜。 私はひとりここで生きている。
君への想いも消えずに、 夜空だけが流れていく。

散らかった洋服と 寂しげな蛍光灯。
私は仲間に入れて欲しいだけなの。

いつか目の前に広がる、
星空を涙しながら見てみたいの。
きっとぼやけるからさ、
もっときらきらするんだろうね。



「流れ星を見たことないの。」


お願い事は持っているよ。
3回くらい簡単だよ。 
きっと気づくのが難しいの。

形がなくて消えなくて、 
そして透明で見えないって。

幸せみたいなのかもね。


_______ 。


いつか目の前に広がる、
星空を涙しながら見てみたいの。
きっとぼやけるからさ、
もっときらきらするんだろうね。


わたしは。
誰よりも輝きたいなんて、
誰より愛されたいなんて、
これっぽっちも思ってないの。
けど君にだけ。

ねぇ。
こっちを向いてよ。
ねぇ。
少し笑ってよ。
お願い事は君が見えるまで、
内緒にしておくから…。

いつか目の前に広がる、
星空を涙しながら見てみたいの。
きっとぼやけるからさ、
もっときらきらするんだろうね。

きらきらするんだろうなぁ…。





words: nishimoto yugo (Wink Mark)